フォントのライセンスについて
当サイトで公開しているフリーフォントは、自家製ドットフォントの一部 (注釈があるもの ※後述) を除き、商用利用・個人利用や、用途にかかわらず、無償で使用することができます。再配布や改変を伴う場合は、フォントによって条件が異なり、フォントデータのライセンスの明示が必要になる場合があります。
以下のライセンスは、GNU GPL (GNU General Public License) のような、いわゆるライセンスの感染性はありません。つまり、フォントを使って制作された印刷物やデジタルコンテンツ、PDF 文書などの二次著作物にライセンスを引き継ぐ必要は生じませんのでご安心ください。
当サイトからダウンロードしたフォントのライセンスは、ダウンロードした時点のもの、および、アーカイブに同梱されているドキュメントに記載されているものが適用されます。また、フォントのメタ情報にもライセンスを埋め込んでいます。
当サイトの多くのフォントはオープンソースライセンスが適用されています。これには「不遡及の原則」があります。すでにダウンロードされていたり、使用が開始されたりしていても、ダウンロード時点のライセンスが適用され、ライセンスが遡及的に変更されることはありません。たとえば、すでにダウンロード済みの方に対して、遡及的にライセンスを変更し、商用利用が禁止されたり、使用料を請求されたりすることは、当サイトでは一切いたしません。安心してご使用ください。
※ 当サイトのフォントのうち自家製ドットフォントに限っては、一部例外があります。自家製ドットフォントの紹介ページ下部にある「ライセンスと著作権について」の項目をご確認ください。
目次
M+ FONT LICENSE
M+ OUTLINE FONTS や本家 Rounded M+ と同じ自由なライセンスです。
個人利用・商用利用にかかわらず、無償で使用することができ、再配布やソフトウェアへの組み込み、改変なども可能です。また、ロゴを制作して商標登録することもできます。このライセンスが要求するのは、「無保証で提供されていること」をご理解いただく一点のみです。ライセンスについて解決しない疑問点がある場合は、よくある質問集のページをご覧ください。
- 該当するフォント
- 自家製 Rounded M+
- 自家製ドットフォント のうち「JFドットM+」「JFドットk6x8」
- ライセンス原文 : M+ FONT LICENSE
These fonts are free software.
Unlimited permission is granted to use, copy, and distribute them, with
or without modification, either commercially or noncommercially.
THESE FONTS ARE PROVIDED "AS IS" WITHOUT WARRANTY.
これらのフォントはフリー(自由な)ソフトウエアです。
あらゆる改変の有無に関わらず、また商業的な利用であっても、
自由にご利用、複製、再配布することができますが、
全て無保証とさせていただきます。
パブリックドメイン
自由な利用が行えるよう、制作者によって著作権の放棄が宣言されたフォントです。
- 該当するフォント : 自家製ドットフォント のうち JFドットAyu, JFドットjiskan16s, JFドットK12, JFドットK14, JFドットKappa20, JFドットM+, JFドットmilkjf16, JFドット出水ゴシック16, JFドット東雲, JFドット要町, JFドットk12x10
制作者によって著作権を放棄し、あらゆる権利を行使しないことが宣言されています。個人利用・商用利用にかかわらず、無償で使用することができ、再配布やソフトウェアへの組み込み、改変なども可能です。Web フォントとしての利用も可能です。また、無保証で提供されます。
ライセンス共通の文面が存在しない点と、著作権の放棄をもって自由な利用を可能としている点が M+ FONTS LICENSE と最も異なる点ですが、実際に利用するうえで「できること」は、両者ともにほぼ共通です。
SIL Open Font License 1.1
多くのフリーフォントで使用されている、オープンなライセンスです。
- 該当するフォント
- 2015 年 4 月以降にリリースされた 源真ゴシック, 源柔ゴシック, Mgen+, Rounded Mgen+
- KHドットフォントシリーズ
- 自家製ドットフォント のうち「JFドットjiskan24h」 (半角文字部分)
- ライセンス原文 : SIL Open Font License 1.1 日本語訳
- FAQ (よくある質問集) : OFL-FAQ
気にしなくても良いこと
- 単純にフォントとして使用するなら、M+ FONT LICENSE と同様に、個人利用・商用利用にかかわらず、無償で使用することができます。
- 改変を行い派生版を作成したり、ゲームやスマホアプリなどのソフトウェアへの組み込みや、Web フォントとしての利用も可能です。
- このフォントを利用して制作したあらゆる成果物 (フォントデータとしての派生を除く) が、このライセンスに縛られることは一切ありません。たとえば、PDF文書にフォントを埋め込むと、その文書はこのライセンスにしなければならない、といった制約は一切ありません。
できないこと
- フォントを単体で販売することはできません。
- フォント集や雑誌・書籍付録への収録、ソフトウェアへのバンドルや表示用フォントとしての組み込みは、他のフォントやソフトウェアと一緒という形態ですので、この「フォント単体」に該当しません (販売することができます)。ご連絡をいただければ、原則として許可の返答をお返ししています。
- ここでいう「ソフトウェア」は、ただ「Hello! World.」と表示するだけのような、機能的に意味をなさないものでもよいとされています。
- 著作権者の許可を得ず、改変した派生版フォントに、元のフォント名と同じ名前を含めることはできません。
- 元のフォントデータ、および改変した派生フォントデータに、他のライセンスを適用することはできず、必ずこのライセンスを継承する必要があります。
必要なこと
- フォント (そのまま、もしくは改変した派生版) を再配布する場合、もとの著作権を引継ぎ、さらに、著作権表示と、ライセンスの明示が必要です。
- なお、当サイトで頒布しているフォントは、フォントのメタデータに著作権表示とこのライセンスであることを明示する文言を埋め込んでおり、Windows であれば、右クリックのプロパティから内容を確認することができ、ライセンス文面における「バイナリファイル内のコンピュータが読み取れる適切なメタデータフィールド」に該当するようにしています。
- ゲームソフトやスマートフォンアプリなど、ソフトウェアに組み込んだり、バンドルする場合も同じで、ソフトウェア内やマニュアルなど、どこかの場所にフォントの著作権表示とライセンスの明示を行う必要があります。
- 決まったフォーマットはありませんが、以下にマニュアルなどに記載するための例文を示します。必ずしも以下の表記でなくともかまいません。
- アーケードゲーム機、デジタルサイネージ、デジタル家電など、ライセンスの表記を画面上で見せることが難しいケースもありますが、そのようなときでも、付属の紙マニュアルやドキュメントなど、画面上以外の任意の場所に記載していただければ問題ありません。
本ソフトでは表示フォントに「Mgen+」(http://jikasei.me/font/mgenplus/) を使用しています。
Licensed under SIL Open Font License 1.1 (http://scripts.sil.org/OFL)
© 2015 自家製フォント工房, © 2014, 2015 Adobe Systems Incorporated, © 2015 M+
FONTS PROJECT本ソフトでは表示フォントに「源真ゴシック」(http://jikasei.me/font/genshin/) を使用しています。
Licensed under SIL Open Font License 1.1 (http://scripts.sil.org/OFL)
© 2015 自家製フォント工房, © 2014, 2015 Adobe Systems Incorporated, © 2015 M+
FONTS PROJECT本ソフトでは表示フォントに「KHドットフォント」(http://jikasei.me/font/kh-dotfont/) を使用しています。
Licensed under SIL Open Font License 1.1 (http://scripts.sil.org/OFL)
© Keitarou Hiraki, Font Silo 1990-2015.
Apache License 2.0
おもにソフトウェアをターゲットとしたオープンソースライセンスで、比較的制約がゆるい部類に属します。
- 該当するフォント : 2015年3月以前にリリースされた 源真ゴシック, 源柔ゴシック, Mgen+, Rounded Mgen+ (旧バージョンのダウンロードはこちら)
- ライセンス原文 : Apache License 2.0 日本語訳
気にしなくても良いこと
- 単純にフォントとして使用するなら、M+ FONT LICENSE と同様に、個人利用・商用利用にかかわらず、無償で使用することができます。
- 改変を行い派生版を作成したり、ゲームやスマホアプリなどのソフトウェアへの組み込みや、Web フォントとしての利用も可能です。
- このフォントを利用して制作したあらゆる成果物が、このライセンスに縛られることは一切ありません。たとえば、PDF文書にフォントを埋め込むと、その文書はこのライセンスにしなければならない、といった制約は一切ありません。
- 派生版を作成した場合、その作成者の使用方法がこのライセンスに従っていれば、その派生版に追加、または異なるライセンス条項を設けることができます。
できないこと
- フォントの原作者の許可を得ず、改変した派生版フォントに、元のフォント名と同じ名前を含めることはできません
- 元のフォントデータ、および改変した派生フォントデータに、他のライセンスを適用することはできず、必ずこのライセンスを適用する必要があります。
必要なこと
- フォントを再配布する場合は、ライセンス文書 (当サイトの配布アーカイブにも含まれる LICENSE.txt) のコピーを添付する必要があります。
- 改変した場合は、その改変した旨をドキュメントなどに記載する必要があります。
ソフトウェアに組み込む場合について
Apache Licenes 2.0 は、本来はソフトウェアを対象としたライセンスのため、フォントの場合、ライセンス原文だけでは判断が難しいところがあります。そこで、フォントをソフトウェア (ゲーム、スマートフォンアプリなど含む) や機器などに組み込む場合について、「ここまでやっておけば問題ないであろう」という当サイトの見解を示します (ゲームに使えるフォント - ゲーム製作雑談スレ Wiki を参考にしました。また、これはあくまで当サイトの見解であり、ライセンスを修正するもの、および、絶対的なものではありません)。
- ソフトウェアや機器に組み込んで使用することは「可能」です。
- フォントそのもの、もしくはほぼすべての文字列を画像化、および変換してそれらに近い形態で組み込む場合、ライセンス文面におけるフォントの「再頒布」とみなします。
- 使用する文字列の一部として、抜粋して画像化しただけの場合は、「再頒布」とみなしません (= 以下に書かれた対応を行う必要はありません)。
- 「再頒布」とみなす場合、プログラムのあるフォルダ (フォントが含まれるソフトウェアの .exe ファイルがある場所など) にライセンス文書 (LICENSE.txt) の内容をコピーして、閲覧できる状態にします。
- スマートフォンアプリなど、ユーザーがフォルダの中を見られない形態の場合は、アプリ内の特定のメニューを辿ることで、アプリ上でライセンス文書 (LICENSE.txt) の内容を閲覧できるようにします (オープンソースのライブラリを組み込んだアプリでよくみられる方法と同じです)。
- アーケードゲーム機、デジタルサイネージ、デジタル家電など、ライセンス文書を画面上で見せることが難しい場合は、付属の紙マニュアルなどにライセンス文書 (LICENSE.txt) の内容を記載して読めるようにします。